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知って得するソフトウエア特許・著作権(第5版)発売  

古谷国際特許事務所ニュースレター151号
(C)2008.3 FURUTANI PATENT OFFICE
2008.3.26



内容


 1992年に初版を発行して以来、改訂を重ねてきた「知って得するソフトウエア特許・著作権」が、いよいよ第5版の改訂版として出版されました。

 本書は、ソフトウエア開発者・経営者が、ソフトウエア知的財産を理解して実践するために必要な内容を説明しています。とはいえ、初版からの実績でいいますと、知的財産部門の方にも読んでいただいているようです。開発者の方を意識して解説しましたので、基礎的な部分から説明を行い、かつ、具体例を示しつつ解説を行ったという点が評価されたのではないかと考えております。

 本書は、当事務所所属の弁理士(古谷栄男、松下正、眞島宏明、鶴本祥文)が、それぞれの専門分野を分担して執筆したものです。特許・著作権・商標という3つの主要な権利について、ソフトウエアという観点から、次のような点を意識して、解説を行っています。

@ソフトウエア開発者・経営者が業務の中で必要となる事項について実践できるように解説を行う
A実践のために必要であれば法理論も詳しく説明をし、実践に結びつかないのであれば思い切って法理論の説明を省略した
B実践的なイメージをつかみやすくするため、事例や書類例を示すようにした
 初版以来3〜4年のペースで改訂を重ねてきました。5年ぶりとなる今回の改訂では、この間のめまぐるしかった法改正に対応し、新たな裁判例を盛り込みました。

 また、わかりやすい解説が求められているにもかかわらず、筆者の力量不足から十分な説明ができていなかった発明の「進歩性」について、具体的な解説を追加しました。実務専門家すら悩まされる「進歩性」を、ソフトウエア開発者の方が自ら直ちに判断できるところまで説明するのは難しいですが、少しでもその理想に近づきたいと考えております。

 本書全体に亘って、筆者の勉強不足からまだまだ不十分なところもあります。読者の方のご意見をいただきながら、次の改訂に向けて、準備を進めたいと思います。

 アマゾンでの本書の紹介は、こちら





NOTES


この資料は、下記の著作権表示をしていただければ、複製して配布していただいて結構です(商業的用途を除く)。 (C)2008 FURUTANI PATENT OFFICE /



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